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インデックス投信は信託報酬手数料で選びましょう！　[投資信託] [編集]

ｲﾝﾃﾞｯｸｽ投信の手数料は安いに限る！

投資信託を手数料だけで選ぶのはおすすめしませんが、インデックスファンドに限って言えば、投資対象が同じであれば手数料が安いものを買った方がよいでしょう。

ｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌｧﾝﾄﾞは、その値動きの見本となる指数に連動するよう、その指数の構成と同じ割合だけ株式を購入します。このため、アクティブファンドと異なり、ファンドマネージャーの運用方針が全く介入しないことになります。

このｲﾝﾃﾞｯｸｽﾌｧﾝﾄﾞ、指数と同じだけ株式を購入しますので、理論的には指数と完全に連動するはずです。

しかしながら実際にはそうはなりません。なぜなら、投資信託資産の中から、販売会社、運用会社等が手数料をさっぴいていくからです。

MSCIコクサイインデックス連動投信の例

それでは、具体的に見てみましょう。

MSCIコクサイインデックスに連動する投資信託です。このインデックスはMSCIが設定した指数で、日本以外の先進国の株式で構成されています。

現在このインデックスに連動するのは下表の5つのﾌｧﾝﾄﾞがあります。

投資信託	信託報酬手数料	6ヶ月リターン	1年リターン
ｅＭＡＸＩＳ　先進国株式インデックス	0.63%	5.61%	49.01%
ＳＭＴ　グローバル株式インデックス・オープン	0.525%	5.67%	49.22%
外国株式インデックスｅ	0.525%	5.72%	49.27%
野村インデックスファンド・外国株式	0.5775%	5.61%	49.07%
MSCIｲﾝﾃﾞｯｸｽ・ｾﾚｸﾄ・ﾌｧﾝﾄﾞ　ｺｸｻｲ・ﾎﾟｰﾄﾌｫﾘｵ	0.945%	5.42%	48.47%

同じ表に信託報酬、リターンも一緒に掲載しています。上の4つのファンドは、ノーロード、信託報酬手数料も低く抑えた低コスト型のインデックス投資信託です。一番下の投信もノーロードですが、これら低コスト型に比べると割高になっていますね。

インデックスファンドの信託報酬とリターンは反比例！

さて、実際に信託報酬と運用成績はどのような関係なのでしょうか。
下の2つのグラフをご覧ください。

MSCIコクサイインデックス投信の6ヶ月リターン

MSCIコクサイインデックス投信の6ヶ月リターン

いかがですか？

信託報酬が多いほどリターンが下がっていることがよくわかりますね。

1年でみると、インデックス型にもかかわらず、1%近くの差異が出ています。長期投資した場合、複利で効いてきますから、10年以上保有した場合は10%以上運用成績に差が生じてくると予想されます。

さて、このようなデータから考えると、インデックス投信が複数ある場合、手数料が高いものは購入する理由がないことが良く分かりましたね。

最近流行の低コストインデックスファンドたち

上にも少し紹介しましたが、最近低コストのインデックスファンドが出てきていて、人気を博しています。eMAXIS、SMT(スマート)、eシリーズ、野村Funds-iシリーズ、EXE-iシリーズなどです。

これらの低コストファンド内でも微妙に手数料に差があり、ファンド間でしのぎを削っている状況です。

インデックスファンドを購入される際には、なるべく手数料の小さいものを選びましょう！

では！！