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2013年9月の新規設定ファンド　[投資信託] [編集]

9月の新規設定ファンドたち

9月の新規設定ファンドは、117本となりました。うち単位型（ある特定期間しか購入できないもの）が9本、追加型（自分の好きなときに売買できるもの）が108本です。

この中で最近流行りの通貨選択型ファンドは11本あります。

通貨選択型ファンド

①東京海上　世界ハイブリッド
・メキシコ・ペソ（毎月）
・トルコ・リラ（毎月）
・ロシア・ルーブル（毎月）

もともとある東京海上の世界ハイブリッド証券ファンドのラインナップ（円、ドル、ユーロ、豪ドル、レアル）に通貨が追加になったものです。投資対象は債権です。

②日興　資源ファンド（株式と通貨）・メキシコ・ペソ
・トルコ・リラ
・米ドル

これも①と同じく、通貨が追加になったものです。もともとあったのはブラジルレアル、豪ドル、南アランド、円です。

③国際投資顧問　アジア・リート・ファンド
・為替ヘッジなし
・円
・インドルピー
・インドネシア・ルピア
・マレーシア・リンギ

こちらは今月初めて設定されたものです。

個人的には通貨選択型ファンドは自分のポトフォリオに入れるつもりはないので、冷ややかな目で見ています。

理由としては
◆何を投資対象としているのかわかりにくい。
　米国の株を投資対象とするのに、ブラジルレアルの通貨を介して買ってしまうと米国の株の動向とレアルの為替も両方気にしなければなりません。米ドルは米国の株と連動しますので、わかりやすいのですが。。
　為替取引したければ海外債券型、FX、外貨預金をすればよいです。

◆信託報酬手数料が1%～2%を超えるものもあり、高い。
　0.5%代の低コストファンドも出ているこの時代、2%の信託報酬手数料をかける投信には投資したくありません。

◆メンテナンスの手間がかかる。
　通貨同士のスイッチができることを売りにしていますが、この恩恵を最大限享受しようとするならば、為替の動向を常にウォッチし、適切な通貨に乗り換える必要があります。手間がかかります。。

注目のi-mizuhoシリーズ！

さて、9月に新規設定されたファンドの中でもっとも注目すべきはi-mizuhoシリーズでしょう。以下の17本です。

【株式型】
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　国内株式インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　先進国株式インデックス（為替ヘッジあり）
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　先進国株式インデックス（為替ヘッジなし）
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　米国株式インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　欧州株式インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　オーストラリア株式インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　新興国株式インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　東南アジア株式インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　中国株式インデックス
【債券型】
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　国内債券インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　先進国債券インデックス（為替ヘッジあり）
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　先進国債券インデックス（為替ヘッジなし）
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　先進国インフレ連動債券インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　オーストラリア債券インデックス
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　ハイイールド債券インデックス（為替ヘッジあり）
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　ハイイールド債券インデックス（為替ヘッジなし）
ｉ－ｍｉｚｕｈｏ　新興国債券インデックス

何が注目すべきかというと、そのコストの安さです。

販売手数料はもちろん0%、信託報酬も0.21～0.63%と低水準にあります。

インデックスファンドで低コストのファンドとしては、eMAXIS、SMT、インデックスeシリーズなどが有名ですが、i-mizuhoシリーズは、これらと同等、もしくはさらに低いコストのファンドもあります。

今後も着目していきたいファンドですが、欠点としては、みずほ証券しか販売していない点、そして償還期日が2018年である点です。あとたったの5年・・・。

明らかにNISA口座開設の契約を取り付けようというみずほ証券の戦略です。

このファンドについては、また日を改めてご紹介したいと思います。

それでは＾＾