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2014年3月の新規設定ファンド68本　[投資信託] [編集]

2014年3月に新しく生まれたファンドの数々

こんにちは。　桜が潔く散ったと思いきやいつの間にやら4月ももう終わりに近づいて来ましたね。

いまさらながら2014年3月に新しく設定されたファンドたちを見てみましょう。

新しく生まれた投信は68本！

3月に新しく設定された投資信託は合計68本でした。

投資対象国別の内訳としては、海外が45本、国内が12本、国内外が11本でした。海外での新規設定ファンドがやや多い気がしますが、これはアムンディが通貨選択型ファンドを一挙に10個も設定したためです。（5通貨×2分配時期、「アムンディ・欧州ＣＢファンド」）

※CBファンドとは転換社債(Convertible Bond)を投資対象としたファンドで、転換社債というのは株式に転換して売却したり、そのまま持っていて配当を得たりできる特殊な社債のことです。

これまでのファンド新規設定数の推移は以下のグラフをご覧ください。

【2014年3月の新規設定ファンド（対象国別）】

【2014年3月の新規設定ファンド（投資対象別）】

2014年3月の通貨選択型ファンドの新規設定数は10ファンドでした。
NISA口座内において通貨のスイッチングはNISAの非課税枠を消費しますので、通貨選択型は税制面で不利になります。購入を検討されている方はご注意ください！

【通貨選択型ファンドの新規設定数の歴史】

JPX日経400連動型インデックスファンドが3本新たに登場

今月もJPX日経400に連動するインデックスファンドたちが3本設定されました。

なにそれ知らないという方で勉強熱心な方はこちらをどうぞ。

「JPX日経400の特徴」

【2014年3月に設定されたＪＰＸ日経４００関連投信】
==========================================================
運用会社　　　　　銘柄　　　　　　　　　　　　　　　　　販売手数料　信託報酬
①野村AM 野村インデックスファンド・ＪＰＸ日経４００ 1.00% 0.40%
②大和証券ダイワＪＰＸ日経４００ファンド　キープ１１ 1.00% 0.66%
③大和証券ダイワＪＰＸ日経４００ファンド　キープ１２ 1.00% 0.66%
=============================================================

3月に追加されたファンドはいずれもインデックスファンドですが、②と③は面白い運用方針です。

②大和証券ダイワＪＰＸ日経４００ファンド　キープ１１ 1.00% 0.66%
は、基準価額が運用中に一度でも11000円に達すれば、その後債権などによる安定運用に移行、

③大和証券ダイワＪＰＸ日経４００ファンド　キープ１２ 1.00% 0.66%
は、基準価額が運用中に一度でも12000円に達すれば、その後債権などによる安定運用に移行する、というものです。

このファンドの意図するところとしては、新規設定時の10000円で購入した方が1割なり、2割なり増加したところでまず、値上がり益を得られる　＆　その後はその値上がり益を保持したまま、安定運用で配当も得られるというところかと思います。

ポトフォリオを組むうえでは、リスクの高い株式型として購入したものが、いつの間にやら債権型に移行するわけですから扱いにくくなってしまいます。また、途中で債権型に移行させて低リスクの運用をしたいのであれば最初から債権型を購入すればよいです。

ということで、面白いファンドですが、購入は個人的には控えたいと思っています。

既存のＪＰＸ日経４００関連投信と比べてみましょう。既存の投信たちは以下の通りです。

【既存のＪＰＸ日経４００関連投信】
==========================================================
運用会社　　　　　銘柄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　販売手数料　信託報酬
④三井住友TA　ＳＭＴ　ＪＰＸ日経インデックス４００・オープン　なし　0.37%
⑤大和証券　　ダイワ・インデックスセレクト　ＪＰＸ日経４００　2.00%　0.40%
⑥野村AM　　　ＪＰＸ日経４００ファンド　2.00%　0.53%
⑦三井住友AM　三井住友・ＪＰＸ日経４００オープン　　　　　　　　 2.00%　0.53%
⑧日興AM　　　インデックスファンドＪＰＸ日経４００　2.50%　0.55%
⑨三井住友TA　ＪＰＸ日経インデックス４００・オープン　1.00%　0.57%
⑩アムンディ　　りそな・ＪＰＸ日経４００オープン　1.00%　0.60%
⑪大和証券　　　ダイワＪＰＸ日経４００ファンド（米ドル投資型）　2.00%　0.66%
⑫大和証券　　　ダイワＪＰＸ日経４００ファンド　2.00%　0.66%
⑬ＤＩＡＭ　　　　　ＪＰＸ日経４００ノーロードオープン　なし　0.77%
⑭ニッセイ　　　　ニッセイＪＰＸ日経４００アクティブファンド　　　　　3.00%　1.44%
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今回追加された3ファンドのうち、野村AMが設定した①は信託報酬の観点ではいい線をいっていますが、それでも相変わらず
「④ＳＭＴ　ＪＰＸ日経インデックス４００・オープン」
を超えることはできませんでした。

ノーロード＆信託報酬0.37%とダントツ低コストですから、取引先の証券会社が④を扱っていればこのファンドを選ぶとよいでしょう。

さて、少し簡単でしたが、2014年3月の新規設定投信のご紹介でした。

それでは！